G-HOUSE RECORDZ初のMCアルバムとしてリリースされたYZの"45 Rhymez"。
発売日から1週間が経過。
各方面からかなりの好評をいただいてるわけだけど、裏話的なものも含めて自分的にレビューしてみた。
1.Intro feat. LUKE from Marshall Law
重厚な9BayRayのビートにYZの旧友でもあり横浜の勢いのあるサウンドシステムMarshall LawからLUKEがこのアルバムの存在意義を独自の言葉で表現。これから始まるアルバムの幕開けにふさわしいイントロ。
2.Y-TOWN'Z MOST WANTED
このビートをはじめてXLからきかせてもらったとき、かっこよすぎて自分でラップしようかと思ってしまうくらい感動した。このシンセのラインはハンパない。駆け足気味なビートにYZのラップも切れよくのってフックのコーラスもパーティーチューンとしてグッド。ちなみにリードシングル。
3.Groovin' Cruizin' feat. DJ DEEQUITE
このビートは実はボツ音源。イメージ的にはチカーノのラッパーとかがよくやるようなさわやか薄っぺらい感じだったんだけど、YZがフックアップ。DEEQUITEのTalkBoxが絡むとこんなにもまとまるものかと、驚き。トラックメーカーとラッパーの視点は結構違うものだと勉強になった。かなり爽やかなまさにグルーヴィンなクルージングにばっちりな人気曲。
4.WE GOTTA GO 'EM SEEZ feat. PLATINUM and KLO-D
千葉の同胞プラ様と我孫子ギャングスタ参加のDISSソング。誰をDISSってるかは私は知りません。ビートは9BayRayがX JAPANからインスパイアされて作ったとか。ガラ声MCが3人集まるとこれまた面白い統一感が出るものだと。三者三様のキャラが出ていて面白い。
5.ONE LIFE, ONE MIC
C-Doggzの敏腕プロデューサーJ.の極悪ビート。このビートまじでカッコイイ。極太ベースにいかついド
ラムライン。YZのラップがやや押さえ気味なのがよりリリックの意味を深いものにしている。
6.flower -skit-
あの9BayRayからこんな音が出てくるのかと。なにかをサンプリングしてるみたいだけど、ネタを教えてくれない。前半戦一区切り、次の曲への序章。
7.4 evalastin' feat. 詩音
この曲はこのアルバムの中でも曲的にも異質なもので、収録までにもいくつもの大人の事情で紆余曲折した。ただ、デモとしてはだいぶ前からあってyoutubeなどでかなり人気があったみたい。今回のはさらにそれをマッシュアップしてありAILIのトラックも展開要所要所での音使いも鳥肌もの。スタートはそうではなかったんだけど、今としては詩音の人気にあやかっちゃおう的なセルアウトぎみの曲。でも、いい曲だよ。
8.inhale deeply... -skit-
前曲からの仕切り直し。スモーキンな中盤戦への切り替えに。よく効いてみると面白い音がはいってたり。
9.Just chill feat. J
もくもくなスモーキーチューン。完全にチルすることだけに視点を置いている1曲。J.のフロウも独特で面白い。また、J.とYZの掛け合いもバッチリ。スムースで浮遊感漂うビートも気持ちいい。J.のガヤ的な絡みがすごくうまい。YZのラップもよくこのビートにあわせたなと関心。
10.CALIY-TOWN PARTY TIME feat. XL Middleton
G-HOUSEとしてはXLにも絶対にこのアルバムに参加してもらいたかったために、お願いした曲。このビート選曲も結構大変だったけど、このビート間違いなし。フックもXLに何度もやり直しをお願いした。
AutoTuneでくるとは思わなかったけど。パーティーチューンとしてはかなり大人なおしゃれな雰囲気。
これがわかる人はアダルトチーム。XLはマジ天才。
11.Luv 2 Bay feat. 9BayRay
これはすごく昔からある曲なんだけど、このアルバムのために9BayRayが弾きなおしてスーパーレベルアップ。9BayRayにしか出せない哀愁感と横浜を主題にしたリリックがポイント。横浜にきたことない人じゃなくてもなんとなく雰囲気が伝わるんじゃないかな?この二人の横浜への愛を感じてやってください。ラストのコーラスにも注目。個人的にアルバムのなかでもお気に入りの曲。
12.Drive By feat. Mr. Low-D, 9BayRay and G-HOUSE03
一時期一緒にやってたLow-Dが参加。MCが3人いるんだから3人のマイクリレーとG-HOUSE03のTalkBoxでやろうということで、作った。ビートを作ったときに仮でつけておいたタイトル"Drive By"がそのまま採用。裏切り者やヘイターたちへ。リリックしっかり聞けよと。
13.fake ass -skit-
スキット扱いだけど、このアルバムの重点となる曲。現状へのシーンへの問題提起と自分たちのスタイルへの確信。この言葉、重いね。
14.Streetz Life -45 Remix- feat. F.U.T.O. from 風林火山
これも9BayRayビートを弾きなおし。そして横浜リアルOG"F.U.T.O."が参加。やっぱりベテランは違うね。声の重みがまったくもって違う。ただYZもそれに負けずといつもより張り切ってグッド。F.U.T.O.に入る前のタメからヴァースに入るところは鳥肌物。
15.SENGOKU feat. J-GREN
SIVAとは近所ということがあって十代のころちょくちょく遊んでた関係。完成してみて聞いたときにこんなにもカッコよくまとまるものかと感動。いや、これ日本男児なら聞いてみろよ。ゴリゴリベースラインにシンセ、そしてポイントはハイハットだぜ!何も感じないやつは男じゃない!なんちゃって。でも、G-HOUSE RECORDZは全員J-GRENのファンですから。
16.Get In Real feat. Dirty R.A.Y and 山田マン from ラッパ我リヤ
バウンスビートにYZがノれるのかと心配だったけど、なんだかうまくノり切りやがった。Dirty R.A.Yのゆる〜い感じもステキ。でもやっぱり山田マンはスゴイ。RECもあっという間に終わったのにこの完成度ににじみ出るオーラ。男汁満載。
17.God Bless Tha World feat. G-MEN from S.S.G
プリプロのとき、ぜんぜん違うもっとイージーなビートで試したがまったくYZがうたえなかったので急遽ビートを差し替え。結果最高の曲に。こんなビートはもう2度と出てこないと思われるほど、悲哀感漂う。そしてYZとG-MENのメッセージ性の強いリリック。狂った世の中への訴え、日常当たり前になってしまっているおかしな事件、今一度考えさせられる神曲。
18.2 My Homiez
アルバム内では"4 evalastin'"と同系統になるだろうスロー&女性コーラスチューン。コーラスは私のお友達に依頼。最初はこんなビートでうたえんのかよ、と思ったがやってみるとできるもんだ。ゆったり&まったりで気持ちのいいお友達送る曲。
19.My Game
個人的には一番J-POPっぽいかなと。ただYZができすぎなリリックを書いてきたのでアルバム収録位置としてはここしかない。DJ NAOのスクラッチもバッチリはまってかっこいいなと思わされてしまった。ライヴでやれというんだけど、この1曲で力尽きるからやらないといわれる曲。このアルバムの総括。リリックの1文字1文字を読んでもらいたい。ちなみにビートができたときの仮タイトルは"TMN"。
20.Outro
これまた9BayRayがおかしなビートを作ってきたもんだ。この男からこのビートが出てくるとは恐るべし。アウトロとして協力してくれて人たちにYZがシャウトしてます。
bonus track
21.KONNICHI WEST -YZ Remix-
2006年にXLのアルバムと連動してやった企画盤マキシシングル"Konnichi West Remix"がYZの原点。そこでのそれぞれのアーティストのリリックをオマージュしてYZ一人でうたう。ぜひ原曲と聞き比べてもらいたい。アウトロのマイクリレーは必聴。ラストの笑い声はG-HOUSE03。
と、21曲よくがんばったよ。
まじめに捨て曲はないと思う。
"4 evalastin'"だけ先行しちゃってるイメージだけど、ほかの曲も負けてないよ。
着うたでもなんでもいいんで、一度聞いてみて。
邦楽Hip Hopを聴かない私がお勧めするんで間違いないです(笑)
【G-HOUSE03の最新記事】


